燃えるように熱い薔薇一つ
スピードワゴンの井戸田さん(別名鈴木啓太)が本当に格好良い(溶)
前々から似てるなぁとは思っていたけれど、昨日深夜テレビで見てしまい即オチ。 か、格好良い。 啓太さんには拭っても拭いきれないヘタレ三枚目臭が漂ってるけど、お笑いと言う職業柄そんな匂いは全く無意味なもので、只単純に格好良い。 まぁ、一緒に出演していたヒロシの方がビジュアル的には大好きですけれど。 やさグレ系耽美の香りがする。 あの人、私の偏見の中のキラキラした少年愛(竹宮恵子系)に出てきそうで地味に凄く気になってた。 さてさて無理矢理『耽美』と言う言葉を出した所で前回の続きですぞー まず。 私はトド様ファンですが、お芝居は勿論歌も踊りも大好きですが、唯一勘弁して欲しいことがあります。 …それは鬘。 歴史物の鬘は良いんですが、ショーでの鬘がどうしても受け付けないのですね。 故に、ショーは完全にタカシロ贔屓。タカシロ天下。 まず、幕が開いて。 赤いコムちゃんが舞う。 何となく私は『テンプテーション』のミズの蛇を思い出した。 多分、コム担の方からすれば物凄い妖艶なんだろうけれど、私はこういうコムちゃんにセンサーが反応しないので、ぼんやり眺めておりました。 そして、夢先案内人:カシちゃんが登場し、大介パート『薔薇収集家』突入。 このシーンは、と言うか、このシーンだけが今回のショーで一番お気に入りです。 美しい薔薇として、まーちゃん、壮くん、となみちゃん、キムが順に銀橋を渡り歌い、プリンスローズ:カシちゃんの登場。 圧倒される程目まぐるしく美しい。 そこに現れる薔薇収集家:轟悠。 ちなみに地毛(笑) その前に散々色とりどりの薔薇を見て来たのに、劣らず美しいそのひと。 銀橋を渡り華麗に咲き誇って、シーンは『ROSE』へ。 ヤンさん総振付のシーンで、美少年コムロさん本領発揮。 指先まで色気たっぷりに踊り終えるとソファに横たわり、女を待つ。 自分を『買った』女達を。 コムロさんのソファの横で札束を撒き散らす伯爵夫人:まーちゃんが素敵でした。 それをきっかけに、貴婦人達と絡み合うROSSO:コムロさん。 げ、激エロい。 激格好良い。 表情一つ変えずに次々と女達を昇らせていくROSSOがたまらなくエロい。 コムロさん凄いヤンさん凄い。 …そこに現れる薔薇収集家。 彼も同じようにROSSOに惹かれ、求める。 ここがねぇ。 男役同士でそんな、さっき男×女でやっていた踊りをされても。 私、男役同士の絡みは心の琴線に全く触れないので(貴水と、時と場合によってはオサアサは別)、踊りはとても素敵だけれど何だかモニョモニョしたシーンでした。 トドヲタとしては、ROSSOの毒牙にかかり堕ちて行く収集家の表情に四億点。 あの人は、崩れ落ちていく様が非常に美しく妖艶なので、あそこだけは今迄膝の上だったオペラを上げてしまいます。 卑怯だあんな表情すごい綺麗。 ここで場面は今迄の赤黒い妖艶な雰囲気から白一色に。 私と波長が同じ 白い砂漠の詩人:カシちゃんが、また別の物語へといざなってくれます。 舞台には白狼達。 吉正得意の動物耳です。 今回は犬耳なので私の琴線には触れず。 幻のように現れる、二人の男女。 男は女を求め、女は男を求めるも、触れ合えない。 幻。 ―――二人の姿は一時的に、その空間へ引き込まれる。 と、白狼ちゃん達のロケット開始。 …問題なのがその曲選なんですが。 吉正、本当に私と気が合うよな。 よりによってYURIMARIを選ぶとは。 多分宝塚ファンの方は知る必要がないだろう、今は既に解散したアイドルの表題曲。 私が初めて熱を上げ、アイドルポップス好きの原点となった彼女達の『love love dreamer』を歌い、アレンジした音で繰り広げられるロケット。 …ロケットなのに、振り付けがPaniCrewチックだったんだ。 もうね、YURIMARIを使ってくれた感動とその面白さに号泣してしまった。 有難う吉正。 本当有難う吉正。 『満天星』の熊猫娘の時も思ったけど有難う。 そんな、超絶場違いな曲選のロケットが終わるとホワイトストリートに。 そこでも恋人達は最果ての地と同じように、互いを捜し求める。 ここはコムまーなので、トップコンビヲタとしてはしっかり見たいのですが…何分街人達の個性が強すぎる。 ホスト:壮くんと警官:ハマコ、ロリータ:きゃびぃに釘付け。 その後、白狼S:轟悠がまーちゃんを捜し二人を切り裂いたりするけどその辺りは割愛(ええええ)(だってあの白銀ヅラ許せないんだもの) そして、突然白狼Sに刀で切りかかるジュエリーガールズ(プログラムを見たらあれは誘惑なんだそうだ)。 バッサバッサとなぎ倒す白狼S。 その後ろでマイク手持ちで歌いだすカリスマ同期・愛耀子。 ここは笑いどころですか? トド様、地毛だったら凄い格好良いんだろうなぁ… あの白ヅラは…うううう 白い夜を彷徨う恋人達は、それでも触れ合えない。 ――次第に、夜が終わり行く。 訪れる朝の色は、黒。 昇るのは、漆黒の太陽:カシゲ。 このカシちゃんがその寸前に靴磨きとして明るく笑っていたのから180度変わった暗黒顔でとても印象的でした。 カシちゃんの、1000%陽性キャラを巧く利用したなぁと思っております。 (でもこのシーンも黒ショッカー登場で視界が面白いんだよなぁ)(吉正もういいから) 黒い朝のシーンが終わり、再び場面は白銀の砂漠へ。 やっと触れ合える恋人達… と思いきやまたしても白狼Sが乱入。 ああああもう何でトド様はそんな使われ方なのよ!!!orz そんなこんなで、吉正パート終了。 吉正好きだけどちょっと冗長だったぞ。 予断ですが吉正は軽く船谷圭祐に似てて、大運動会のDVDを見る度面白いです。 や、運動会で面白いのは大介もだけれど。 最後、ミキティこと三木先生。 カシゲ好きとしてはここを一番楽しみにしておりました。 幸せの王子:カシちゃんとつばめ:キムは配役発表の段階で即萌え上がりました…。 カシちゃんが王子様、それも盲目って言うだけでご飯4杯は行けそうです。 どのパートが一番好き?と問われたら、迷わず三木先生の場面を挙げます私は。 廃墟に浮かぶ『夢の城』 夢の王の為に誰もが夢を捧げ、心を失ってしまっている。 それでも、王が求めるだけの夢には辿りつけない… そんな中、夢を見ることの出来なくなった青年が現れる。 王は彼に夢を見せる。 戦いの夢、ハーレムの夢、それでも彼は納得がしない。 しかし、美しい花嫁人形に、とうとう彼は心を奪われてしまう。 この、花嫁人形:まーちゃんの人形っぷりが本当に怖かったです。 となみちゃんもそうだったけれど、美しいんだけど本当に『人形』である、違和感。 可愛く可愛く着飾っているから余計に恐ろしい。 しかし、『夢』を手に入れた青年を、狂ってしまった人形達が責める。 王も次第に彼を追い詰め、やがて、彼自身が『夢』となり… と言う、話としては本当に短い場面なんですが。 上手くまとまってて良いなぁ。 何より、カシちゃんが。 ただうろうろしてるだけなのに、王子様ルックで儚げで、超本領発揮してらっしゃいました。 キムも黒髪ヅラと言い超良い仕事。 その後は、男役燕尾とフィナーレなので感想は割愛。 しかし、雪組全体の品の良さが本当に綺麗でした。 …パレードで、トド様がコムロさんより後に降りてくるのは、…しょうがないよ。 賛否両論あるでしょうが、多分今年の星組でもトド様はワタルさんより後に降りてくるだろうし、花の時もオサより後に降りて来た。 『轟悠』はそういう扱いで良いと思います、私は。 そーゆーモンなんです。 しかし、私はコムロさんが『セクシー』『小悪魔』って言うのが分からないので、今回のショーの楽しみが分からないのでかなりの損をしているんだと思う。 あの人は、孤独なクールガイで、娘役と組んでいる時も本当に彼女を愛しているのかが見えないくらいが物凄い好みなので。 孤高の一匹狼。 小さい頃からバレエで鍛えられた踊りは、確かに綺麗。 指先の動きとかも、色っぽい動きをしているんだ、確かに。 でも私は、コムちゃんに耽美な、所謂『受け』の魅力を見出せないので…3パート共物足りなかったです。 薔薇収集家、トド様が出る前の女とっかえひっかえは激エロでしたがね。攻めで。 ガツガツ攻めるコムちゃんが見たい。 次は頼むよー…って次からミズ先輩が居るのか。 ………………(重)(憂鬱) と、不満たらたら言ってますが、面白いは面白かったですよ。 ネタ的にね。 だって全部バラけ過ぎて統一感がなくて、『レビュー誕生』以上にとっちらかってました。 やっぱり『青い鳥』の方が好きだみゃー そんな事呟きながら、土曜日もう一回観て来ます。
by hattori06
| 2005-01-27 22:34
| 宝塚
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