これは、死のしるしなんだ。

観て来た。
退団発表してから、最初の観劇。

『彼』が登場しただけで泣けたものね。
鬼気迫るものがあった、と言うか。
一回一回をいとおしむように、尊むように、丁寧に愛する『彼』の姿が
悲しい分、とてもとても美しく綺麗だった。

「嘆かないで。こんな時こそ愛は力の泉となり、勝利を私にもたらすのだ。」
そう歌いながら微笑む彼の瞳から涙。
言われる方の彼女が泣くのは演技的にも問題がないのに、微笑み励ます彼が泣いてはいけないよ。 『後ろ』が見えてしまうよ。『和央ようか』が見えてしまうよ。
「必ず、追っていくから」「貴方が生きている、それだけが我が望み」
そう歌う彼女も笑顔で泣きながら、彼の腕の中で絶命していく。
なんて、なんて悲しい物語なのだろう。
なんて悲しい現実が、近付いてくるのだろう。

ショーの最後、水色の燕尾で刹那のデュエットダンスを踊る大和花總。
何だか、辛くて見ていたくない、と思った。 好きだったんだけどな。
和央大和の男二人の踊りも、何故か妙に胸を抉られるようで。
冷たく深い和央さんの瞳の奥の見えた優しさのような決意のようなものを、タニオカさんはあの真面目で一本で素直な眼で汲み応えているようだった。

この期に及んで、改めて思う。
水夏希が間に居たら、とか。
もう思うだけ無駄だけれど。


明日も見てきます。 オス。
右京さんはかっこいいな!て改めて思いました。 ときめいた。
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by hattori06 | 2005-10-28 20:51 | 宝塚
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